裁けないんだけど

火炎瓶は、実際に使われるまで、法律で規制できなかった。爆発物を取り締まる法律はあっても、火炎瓶は爆発物にはあたらないと解釈されたからだ。勿論、この穴は、すぐにふさがれる。火炎瓶を対象とした法律はすぐにできた。今、火炎瓶を使えば犯罪が成立する。
が、日本(や多くの国)には、「訴求処罰の禁止」があって、後からできた法律では裁かれることはない。裁けない。
ちなみに韓国は訴求処罰が許されているときいて愕然とした。いっやぁ怖い。個々人の自由なんてありゃしない国かもなぁ。いつ法律が追加されて罰せられるかわからんとなったら毎日恐怖の連続だわな。「訴求処罰の禁止」があるから、まともな市民生活が過ごせる。

刑法は明確でないと適用され犯罪としては成立しない。だから次々と刑法の想定、予想を超える犯罪や事件がおきて、それに刑罰を執行できないというのも悲しい事実だ。その時点での法律ではどうしょうもない。

しかし、それならばと、刑法に類推解釈を許して、判断の余地を広げるとか、後付けで法律を作って罰することができるように訴求処罰をさせるとかすれば、そりゃあもう、権力者がやりたい放題にやれる。それこそブログなんて怖くて書けないわけだw


とりあえず書いても大丈夫


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